
JRグループ各社における2020年4月1日現在の各車両を配置区別,形式別にまとめた別冊付録をベースに,「車両のうごき」ではこの一年間で新たに誕生,あるいは消滅した形式や区分番台を紹介しています.今回の2019-2020年版は,E261系や271系,HC85系試験走行車など,多くの特急形車両が新形式として記録されています.いっぽう,189系といった国鉄形車両が廃形式となっているほか,651や681系,700系やE2系といったJR化後に誕生した車両にも今回,姿を消した区分番台が存在しています.華々しく誕生した車両だけでなく,ひっそりと姿を消していった車両にも目を向けてみましょう.
「現在も活躍するJR旅客会社の国鉄形車両」ではこれまでと同様,在籍している国鉄形車両を対象に,民営化が行なわれた1987年4月1日との2020年4月1日の両数を比較,これを残存率としてまとめました.今回はEF60形や189系,キハ31形の残存率が0%となりました.また,205系・105系・キハ183系の急落,各種事業用車の変動なども読み取ることができますので,ぜひご覧ください.
鉄道ファン2020年7月号の見どころ
- 特集JR車両ファイル2020
- 山手線のホームドアと券売機事情
- JR西日本のDD51 2019-2020
- 三陸鉄道「リアス線」この1年
- 車両のうごき2019-2020/現在も活躍するJR旅客会社の国鉄形車両
- 国鉄・JR 珍しい形式記号の鉄道車両
- 入換運転を見る 14
- 東京の鉄道19.港区
- 西武鉄道20m3扉車の系譜 701・801系高性能化改造車編
- 30年前の鉄道風景 国鉄・JR転換線探訪いすみ鉄道
- プレイバック展望館高島線-1
- 駅徒然11.美山・分水
- 世界的な観光都市イスタンブールの鉄道
- REPORT
- 「まい あくと」「POST」ほか 投稿記事などの見どころ
- 別冊付録「JR旅客会社の車両配置表/JR車両のデータバンク 2020」