青函貨物列車ものがたり

「青函トンネル」と言えば,津軽海峡をくぐる壮大な海底トンネルで,以前は"北斗星"や"トワイライトエクスプレス"が夢を載せて通行し,今では北海道新幹線が東京から4時間ほどで直通する高速輸送体系の根幹をなしています.その一方で,本州と北海道を結ぶ物流輸送の大半も青函トンネルを通過する貨物列車に依存しており,貨客ともにその存在なしでは日常生活が成り立ちません.今回の特集では,そのもう一方の主役である貨物列車にスポットを当て,青函区間について,ED79形に始まる機関車の変遷から複雑な運行システム,新幹線と共用走行する現在の状況を概観することにいたしました.また,青函トンネルを通過する貨物列車(EH800形)の運転室添乗ルポも敢行,ふだん見ることのできない運転操作や,トンネル内の様子をご覧いただきたいと思います.

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鉄道ファン2020年9月号表紙

『鉄道ファン』2020年9月号電子版

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