オレンジバーミリオン物語

ステンレス車体の電車が大多数占める今,鋼製で車体全体を1色塗りとしたJRの通勤形車両は,もはやごく一部でしか見られなくなりました.その始祖でもあるオレンジバーミリオン(朱色1号)は現在,大阪環状線201系の外板塗色として見ることができます.今月号では,このオレンジバーミリオンに塗色されたを取り上げ,101・103・201系に留まらず,戦前形や73系旧形国電,105系といった各系列を,形式/路線ごとに眺めてみることにいたしました.中央快速線や大阪環状線はおなじみですが,意外にも数多くの路線でその姿を見ることができました.一時的に運用された線区も含め,オレンジバーミリオンの拡散状況をまとめ,巻末には資料として線区一覧表も付しました.車両性能や運用などではなく車体塗色に焦点を絞った,本誌としては珍しい特集テーマとなりましたが,「オレンジバーミリオン」があたかも性能の一部であるかのような印象を受ける内容となっています.

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鉄道ファン2019年6月号表紙

『鉄道ファン』2019年6月号電子版

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