地すべり帯を克服したトンネル

北陸新幹線の開業にともない,えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの一部となった糸魚川—直江津間は,建設当時は海岸沿いに敷設され,地すべりなどの災害が多い区間でした.同区間を近代化する際,地すべりを克服するために線路を山側へ移設することになり,複数案を検討ののち,現在のルートが開通しました.今回は,その象徴となる,能生—名立間の頸城トンネルと筒石駅を訪ね,経緯や工事内容を詳述しています.頸城トンネルの開通は,地すべり地帯を克服したことと,北陸本線の全線複線電化を達成したことの両面から,意義深い存在と言えます.

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鉄道ファン2024年9月号表紙

『鉄道ファン』2024年9月号電子版

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