
「NAVITIME(ナビタイム)」は,鉄道をはじめ,さまざまな移動手段を組み合わせて経路を導いてくれるアプリだ.最近は,鉄道好きのための新機能をプレミアムプラスコースとして続々と発表している.鉄道に乗るのはもちろんのこと,撮影などの楽しみを支えるツールにもなる.自分のスマートフォンに最新のアプリを入れ,プレミアムプラスコースの機能を使って,都内の鉄道風景撮影を楽しんでみた.プレミアムプラスコースでは「移動・路線ログ」としてその日の行動を記録する機能もある.これは1日ごとに地図やリストで表示されるだけでなく,路線ごとの乗りつぶし状況も確認できる.鉄道ファンにとっては自分の乗車記録を手軽に残せるうれしいツールとなっているのだ(画像は,今回の移動ルートを「移動・路線ログ」で表示したもの).
今回の撮影ポイントは,道路や跨線橋など公共の場所として,編集部に20ヵ所ほどの候補をあげてもらった.さっそく,「移動・路線ログ」をオンにして,風景めぐりを始める.

撮影のスタートは東急東横・目黒線の多摩川橋梁①とした.多摩川駅の至近にあり,多摩川浅間神社の展望台から一望できるのだ.まずは基本となる「乗換ナビ」のルート案内機能を使い,目的地に多摩川浅間神社を入力.時刻は現地の撮影開始を9時ちょうどと考え,到着時刻にて設定した.「検索」のボタンを押すと候補がいくつも表示され,そこから適当なものを選択する.「詳細」を表示すると徒歩区間も合わせて表示される.私の自宅からは渋谷駅での乗り換えも必要だが,これは構内図でのナビもあり,複雑な構内も迷わずに移動できる.また,列車の混雑状況も表示されるので,時間にゆとりを持つ指針にもなる.