日本の鉄道遺産

2022年10月1日に全線での運転が再開された只見線.同線の光景として,高い位置から見おろした美しいアーチ橋を想像される方も多いことでしょう.今回は,その第1只見川橋梁を取り上げます.実は,同橋梁と同じ構造を採用した例は,国内の鉄道橋としては3例しかありません.さらに,2例は転用や撤去によって現存しないため,建設時の姿を鉄道橋として留めているのは,この第1只見川橋梁のみとなります.構造の解説から,3例の概要,建設時の様子などを詳述しています.只見線には同橋梁のほかにも注目すべき構造物があるので,今後も機会をみて紹介予定です.