1990年代に登場し,今なお全車両が元気に活躍している形式,その中でも「特急」として運用されている車両を紹介する連載企画の6回目は,西武6000系を取り上げています.西武鉄道の特急列車には専用車両の001系と10000系が存在していますが,1992年に登場した通勤形車両6000系も,実は「特急」としての活躍の場があります.それは,相互直通運転を行なっている東急東横線への乗入れ列車で,わずかながら「特急」としての活躍が見られるのです.そんな6000系ですが池袋,新宿の両本線系で活躍しており,車体の材質,戸袋窓の有無などにも差異があり,地味な存在ながら話題を豊富です.全車健在の今,西武鉄道の線内だけでなく,「特急」としての活躍も見ることが出来る乗入れ先の勇姿も記録に残しておきたいものです.