
2017年11月号でスタートしたこの連載企画では,これまでに39線区を紹介し,総路線長はゆうに1000kmを超えています.そんな39路線のうち,紹介後に大きな変化が見られた2路線のその後を紹介します.それは,連載1回目と2回目で紹介した三陸鉄道と,2021年9月号で紹介したくま川鉄道です.三陸鉄道は2019年3月,JR山田線だった釜石—宮古間が転換のうえ加わり,国鉄・JR転換の第三セクター鉄道では営業キロが最長となりました.これに合わせて車両の増備が行なわれるなど,変化も大きいようです.一方のくま川鉄道は,2020年7月の豪雨で被災,一時は全線で運行を停止するなどきびしい状況が続いていましたが,2021年11月には一部区間で運転を再開,残る区間も2025年度中の再開を目指していることが発表されました.そんな変化の著しい2路線を寺田裕一さんが再訪問し,その後の変化と近況を報告します.