首都圏の私鉄で活躍する1990年代生まれで，全車健在のベテラン形式を探る連載の2回目．シリーズ名の「知見乗写」とは，鉄道ファンならば会得したい「知る」，「見る」，「乗る」，「写す」の4要素を並べた造語で，その視点から今回は東武30000系を取り上げることにいたしました．もともとは東武伊勢崎線と営団地下鉄半蔵門線の直通用に新製（6+4連で）された形式でしたが，巡りめぐって現在では，東武東上線（地上線専用・10連）で運用されています．堅実な役回りに徹するこの東武30000系の見どころを，細かくチェックしてまいりましょう．私鉄車両はちょっと不得手...，という方にも知識を得やすい内容になっています．

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