大津波に屈しなかったED75 1039

先月号(9月号)の三陸鉄道の記事に続き,2011年3月11日に発生した東日本大震災に関連する話題です.その日,常磐線で92列車を引き水戸へ向かっていたED75 1039号機は,東日本大震災にともなう大津波に巻き込まれました.コンテナを積んだ貨車は流されてしまいましたが,しかし,同機に乗務していた運転士は無事生還.これはED75 1039号機がまさしく「乗務員を守った」からにほかなりません.震災から1ヵ月近くが経ち,同じく被災した仙台空港の復旧作業を取材に行った伊藤カメラマンが帰路,かの機関車の様子を見届けてきていました.震災から10年,これも覚えておかなくてはならない記憶の一つです.

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鉄道ファン2021年10月号表紙

『鉄道ファン』2021年10月号電子版

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