185系は1981年に登場し,翌年までに全227両が新製されました.今年で運転開始から37年を迎えます.特急と普通列車運用を兼用できる珍しいタイプの車両で,"踊り子"として今もなお現役の定期特急として活躍中です.その形式概要,登場時から現在までの運用の変遷を,当時の写真とともに振り返ってみることにいたしましょう.また,227両がどのように組成されていたのか,現在はどのように変更されたのかを,編成図から知ることができます.E257系への置換えも発表され,今後ますます注目度が高まる185系を,本特集で確認しておきましょう.
このほか,特集の一環として,185系とともに置換え計画が発表された251系"スーパービュー踊り子"の開発秘話を取り上げました.当時,JR東日本運輸車両部長として手腕を発揮されていた佐藤芳彦さん執筆の一編で,すでに思い出ではありますが,知られざる内容に注目いたしましょう.