日本の鉄道遺産

歴史的鉄道建造物を小野田滋さんが説き明かす「日本の鉄道遺産」.今回とりあげるのは,山陽新幹線の加古川橋梁です.プレストレスト・コンクリート(PC)橋梁については,2013年10月号で旧信楽線の第1大戸川橋梁を紹介しました.鉄道橋梁としてはPC橋梁の始祖ですが,支間長は30m前後でした.その後,支間長の長いPC橋梁の研究が進み,山陽新幹線建設時には支間長が60m前後となり,鋼橋と同レベルになりました.加古川橋梁はその後に続く長大PC橋梁のさきがけと言えるものです.設計から建設までを詳述していますので,ふだん,撮影場所としても目にする機会がある加古川橋梁の歴史的価値をご確認ください.

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鉄道ファン2025年5月号表紙

『鉄道ファン』2025年5月号電子版

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