●全通100周年を迎えた北上線

●全通100周年を迎えた北上線
東北地方を横断する鉄道路線はいくつかありますが,北上線は1924(大正13)年に全線が開通し,当時は横黒(おうこく)線と呼ばれました.太平洋側と日本海側を結ぶ同線は貨物輸送ルートとして重要な位置にあり,一時は電化計画もあったようです.実現はしませんでしたが,かつてDD51が重連で,コンテナ列車を引いて北上線を走破していたことを覚えておられる方も少なくないでしょう.また秋田新幹線工事のため田沢湖線が休止となった間,北上と秋田を結ぶ特急列車が設定されたことも,大きなトピックでした.そんな北上線の現在を,100周年記念イベントにからめて紹介します.

●叡山電鉄 デオ810形の台車をめぐる考察
叡山電鉄で使用されているデオ810形の台車,その出自について調査したレポートです.京阪グループの同社では,1993年から2年の間にデオ810形811-812・813-814・815-816の3編成を製造しましたが,その主電動機や主幹制御器は京阪大津線用の500形を700形に改造した際,発生したものを流用しています.台車についてはさまざまに考えられるケースがあり,この部分はぜひ本文を読んでいただければと思います.ページの都合上,台車の写真があまり大きくできず分かりづらいかもしれませんが,筆者の考察と照らし合わせながら読んでいただければと思います.

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鉄道ファン2025年2月号表紙

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