公共インフラの中でも鉄道，とりわけ新幹線の役割は極めて重大で，ひとたび「不通」が生じると社会的に大きな影響を及ぼします．2024年は，東海道新幹線でも幾度か計画運休や区間運休などの障害が発生，記憶に新しいところです．そこで備えたいのが「代替ルート」ですが，本稿では，輸送の軸となる東海道新幹線の東京--新大阪間について，鉄道での迂回ルートを，時間や列車本数の比較を含めて考えてみることにいたしました．時刻表を駆使し，各地の路線を知り尽くした山本直弘さんの解説でお届けします．

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