とさでん交通2

現在,路面電車を運行している鉄道会社ごとに,今から40年前の情景とその後の変遷を紹介する連載企画.先月号に引き続き,とさでん交通を取り上げます.2回目となる今回はそれまでの土佐電気鉄道から,とさでん交通に社名が変わる前後から,最近までの歴史を振り返り,車両では,社名変更前に新形車両が登場した一方,外国製電車の一部が廃車となるなど,変化が激しい時期でした.社名変更後は3000形登場のほか,在来車の塗色変更など,明るい話題が提供されました.最後に,昨年2023年秋の筆者の訪問記を掲載しています.1回目で掲載している連結運転はすでになく,伊野線では特殊自動閉塞式となった朝倉ー井野間の運転間隔が40分以上となるなど,寂しい現実と向き合わなくてはなりませんでしたが,桟橋線では高知駅前停留場がJRの駅至近となり,利便性の向上が確認されるなど,明るい兆しも確認できたようです.

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鉄道ファン2024年5月号表紙

『鉄道ファン』2024年5月号電子版

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