
広島電鉄の3回目.今回は,かつて在籍していた宮島線(鉄道線)の専用車両と,同線へ直通する連節車両を中心に紹介します.筆者の寺田裕一氏が初めて訪問した1982年当時はまだ鉄道線の広電西広島と市内線の己斐は別の駅で,そこを3000形などが直通していたほか,宮島線では他社から譲り受けた高床車などが線内運用に就いていました.現在の宮島線は,市内線から5200形など5車体連節車が直通しており,当時と比べると隔世の感があります.そんな懐かしい時代の宮島線を振り返ってみましょう.なお,次号では市内線と宮島線の乗車レポートなどをお届けする予定です.