首都圏の私鉄で活躍している1990年代生まれのベテラン車両で全車健在の形式を，さまざまな角度から探る企画の7回目．シリーズ名の「知見乗写」とは，鉄道ファンならばぜひ会得したい「知る」，「見る」，「乗る」，「写す」の四つの要素を並べた造語で，今回は西武鉄道の20000系を取り上げます．「西武鉄道の車両=黄色」という時代にさっそうと登場した地下鉄乗入れ車6000系は，車体に配した青色のラインが新しいイメージカラーとして注目されました．今回取り上げている20000系は，その6000系に続いて登場した「西武ブルー」をまとう通勤車両です．総計144両という数は大手私鉄としては少数派かもしれませんが，池袋線や新宿線といった本線系では急行などの優等列車から各駅停車列車まで，幅広く運用されています．そんな20000系の細かなバリエーションや幅広い活躍場面に注目するとともに，20000系が格好良く見える撮影ポイントを紹介してします．

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