陰陽連絡の道 伯備線-1

381系が最後の活躍を見せる伯備線.1回目の今回は電化前夜までを取り上げます.大正期から部分開業を繰り返し,1928(昭和3)年に全線開通した伯備線は,1982(昭和57)年に電化されるまで,蒸気機関車・ディーゼル機関車,客貨車・気動車が活躍してきました.中でもD51による3重連は有名で,少し前の時代に興味がある方なら,一度はどこかで写真を目にされているのではないでしょうか.そしてそのD51が,伯備線のお召列車をけん引した貴重なシーンを紹介します.ときは1971(昭和46)年.すでに国鉄線上ではディーゼル機関車が主役となっていた時代ですが,伯備線ではDF50やDE10の重連と肩を並べ,美しく整備・装飾されたD51 838号機が新1号編成をけん引したのです.

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鉄道ファン2022年3月号表紙

『鉄道ファン』2022年3月号電子版

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