SLブームの時代とその周辺を回顧するシリーズの3回目.今回は岐阜県の明知線(現在の明知鉄道)と,ここで活躍したC12形を眺めてみることにいたしましょう.当線は全長25kmほどの盲腸線ですが,実は中央本線と東海道本線を結ぶ,大規模な中継路線となる計画があったのをご存じでしょうか.もちろん計画のみではありましたが,そんな「野望」を持っていた路線と知ると,明知線の見方も変わります.また,小路線ではあるものの,蒸機運転の魅力の一つ,起伏に富んだ地形を有し,小形機C12形の奮闘も忘れることはできません.駅頭の情景など,当時の明知線を思い出してみたいと思います.
鉄道ファン2021年9月号の見どころ
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- 30年前の鉄道風景 国鉄・JR転換線探訪くま川鉄道
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- いのうえ・こーいち/忘れ得ぬ鉄道情景3 夢見る盲腸線 明知線のC12
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- インドネシアの日本形車両 2020-2021
- REPORT長野電鉄のイベント列車運行を考察
- 「まい あくと」「POST」ほか 投稿記事などの見どころ
- 別冊付録新車カタログ2021