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東武,C11 325の「火入れ式」を実施

東武,C11 325の「火入れ式」を実施

東武鉄道は,2020(令和2)年12月2日(水),SL「大樹」2機目のけん引機となるC11 325の運行開始に先立ち,東武鉄道・南栗橋車両管区SL検修庫にて「蒸気機関車火入れ式」を実施したと発表した.

 「火入れ式」は厳かな雰囲気のなか進行し,祝詞の読み上げや拝礼が執り行なわれた後,東武鉄道・根津社長が点火棒にて蒸気機関車の心臓部であるボイラーに点火.その後,根津社長から2017(平成29)年8月に運転を開始したSL「大樹」について,「沿線地域にはさまざまなかたちで温かい協力をいただき,おかげ様でSL「大樹」は日光・鬼怒川エリアの重要な観光資源に成長しました」とコメントした.
 また,東武鉄道の蒸気機関車が2機体制になることを受けて,「年間を通してSL「大樹」を運行し,皆様にお楽しみいただけるようになります」と語った.3機目の蒸気機関車となるC11 123については,「復元作業を2021(令和3)年冬の完了を目指して進め,三重連運転や,東北復興支援として福島県会津方面への営業運転など,さまざまな施策を検討していきたい」とコメントした.

東武,C11 325の「火入れ式」を実施

 その後,日光・鬼怒川エリアをさらに活性化させるSL大樹のプロモーション『It's SLOW time—SLOWにいこう。SLでいこう。日光・鬼怒川の旅—』のイメージタレントを務める女優の門脇麦さんが登場し,「火入れ式」の感想や,SL「大樹」のテーマ「It's SLOW time」とも重なるエピソードなどを披露した.

写真はいずれも東武鉄道提供