
中央西線の2回目.今回は特急"しなの"を中心にお送りします.中央西・篠ノ井線の優等列車である"しなの"は,1953年に客車準急としてその歴史を歩み始めました.6年後には気動車急行となり,キハ28・58形が使用されましたが,勾配と曲線が続く中央西線には出力の大きな車両が期待され,試作気動車のキハ91形を経て特急形のキハ181系が登場.やがて松本までの電化完成とともに電車化の流れとなり,試作電車の591系から381系が生み出されました.中央西線はきびしい山岳路線ではありますが,それをクリアする高性能な車両を誕生させる貴重な舞台でもあるのです.