
西武2000系は,西武がはじめて本格的に導入した20m4扉車で,1977年から16年間で大量に増備され,幅広く活躍してきました.しかしながら,それから30年が経過した今,同系は後継の車種に後を託して続々と引退,廃車となり,車体の設計などが大幅に変更され,「新2000系」などと呼ばれる後期車(6次車以降)も廃車が進み,とくに「旧2000系」とも呼ばれる前期車は風前の灯となっており活躍の場が限られるようになりました.そこで,西武の車両に造詣の深い佐藤利生さんが,この前期車について徹底的に解説,これまでの活躍を振り返ります.また,実際に2000系の設計に携わった西武のOBから貴重なお話を聞き,その内容も披露しています.数回に分けて掲載いたしますので,今後の展開にもご期待ください.