赤胴車の引退と武庫川線

阪神電鉄では,クリーム色とバーミリオンによるツートンの外部塗色をまとった車両が,実に60年以上にわたる活躍を見せました.これらは「赤胴車」と呼ばれて親しまれ,近年は,2連4本が武庫川線で運用されるのみとなり,これらも先日,すべてが引退しました.そこで本誌では,最後まで残った「赤胴車」,7861・7961形,7890・7990形について解説いたします.あわせて「赤胴車」の最後の舞台となった武庫川線について,その歴史をひも解き,この路線が,旅客輸送のほかにも大切な役割を担っていたことなど,かつてのようすをつぶさに撮影した貴重な写真も交えてお伝えします.
 「赤胴車」のあまりにも静かな幕引きに,また,新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり,お別れするために現地へ出向けなかった方も多いはずです.どうぞ本誌で最後の「赤胴車」をしのんでください.

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鉄道ファン2020年10月号表紙

『鉄道ファン』2020年10月号電子版

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