亀の瀬地すべりと関西本線の構造物(前編)

日本は山岳地形の割合が高く,鉄道建設の際には地形や地質の影響を受けるほか,地震や水害などの自然災害に見舞われることもあります.現在は事前調査技術も発達して,これらの難条件を克服していますが,初期の鉄道建設においては,ルート設定の失敗により,その後の保守管理の負担が大きくなった事例もあります.今回紹介する関西本線の三郷~河内堅上間は,亀の瀬地すべりの発生によりトンネルが崩壊し,線路を別の場所へ移設したという歴史を持っています.2回構成でお届けする予定で,前編として当初ルートの選定からトンネル建設,そして地すべりによるトンネル崩壊までを詳述しています.

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