伊豆箱根鉄道 大雄山線5000系

駿豆線と大雄山線という二つの鉄道路線を有する伊豆箱根鉄道.今回,取り上げるのはこのうちの大雄山線で活躍中の5000系です.第1編成の登場は今からちょうど40年前の1984年というベテラン車両です.そして,これ以降,1996年製の第7編成まで3両編成7本が導入されました.製造期間が12年という長きにわたったこともあり,編成ごとに仕様が大きく異なるのが5000系の特徴で,現在は一部編成でラッピングによるカラーリングの違いも楽しめます.大手私鉄であればこの程度の仕様の違いはすぐに統一されてしまいそうですが,伊豆箱根鉄道の5000系は各編成とも新製当時の状態を維持していますので,その違いを体感することが可能です.わずか7編成ですが,ぜひ富士山をバックにした全編成の写真撮影,そして車内の座席配置の違いを確認するためにも全編成に乗車しておきたいものです.

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鉄道ファン2024年10月号表紙

『鉄道ファン』2024年10月号電子版

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