写真:東京都交通局5500形 編集部撮影 馬込車両検修場にて 2018-6-14(取材協力:東京都交通局)
東京都交通局と京浜急行電鉄は,クレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスを,2025(令和7)年12月23日(火)の始発から,両者の全駅で開始すると発表した.

▲乗車方法のイメージ
両社では,2024(令和6)年12月から一部の駅で実証実験を実施してきたが,羽田空港を利用するインバウンド客のさらなる利便性向上やキャッシュレス需要の拡大を図るため,全線全駅への導入を決定した.
本サービスでは,タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や同カードを設定したスマートフォンなどを自動改札機の専用リーダーにタッチすることで乗車できる.
▲12月23日始発以降の利用可能駅
対応ブランドはVisa,Mastercard,JCB,American Express,Diners Club,Discover,銀聯の7種類で,乗車運賃は10円単位の普通旅客運賃が適用されるが,対象は大人運賃のみとなり,乗継割引は適用されない.また,一部の改札口では窓口対応となる場合や利用できない場合がある.
全駅展開は,東京都交通局の「経営計画2025」や京急グループの「第20次総合経営計画」における重点施策の一環として位置づけられている.
また,ほかの関東の鉄道事業者などとともに鉄道事業者11社局間での共同事業協定を締結しており,2026(令和8)年春以降にタッチ決済による相互利用の開始を目指している(鉄道ニュース11月27日掲載記事参照).
一部画像は東京都提供













