
▲デザイントレイン(10021編成)とHogalee氏
東京モノレールは,日本の「今・伝統・文化」を発信する「TOKYO ART & CULTURE」プロジェクトの新たな取組みとして,アーティスト・Hogalee(ホガリー)氏がデザインしたデザイントレイン(ラッピング列車)を,2025(令和7)年12月23日(火)から運行すると発表した.
▲車体側面のアートプラン
この取組みは,東京旅行の序奏を担う乗り物として,駅や車両を文化的な空間へと彩ることを目的としている.Hogalee氏は,漫画描写の線画を用いたインパクトのある現代アーティストであり,現代を映す鏡として「女性」をモチーフにした作品を描き続けている.本プロジェクトのために制作された作品のタイトルは「Chiral(キラル)」で,「颯爽として元気で都会的。海風を受けて髪がなびく女性。」をコンセプトとしている.
▲車内壁面のアートプラン
デザインは,浮世絵や漫画といった「和」を意識させる輪郭線で表現されており,訪日客には日本らしさを,日常の利用者には非日常を感じさせるものとなっている.アートワークは車体側面だけでなく,車内の壁面や窓上のポスターにも展開され,日本語・英語の2ヵ国語による作品解説も掲出される.
ラッピングは10000形1編成(10021編成)に施され,2026(令和8)年11月30日(月)まで運行される予定.
今後の展開として,羽田空港第3ターミナル駅では,日本の伝統である「まつり」をテーマにした駅装飾を2026(令和8)年3月から実施する.改札内コンコースやホームには,トリックアートを活用した撮影スポットが複数設置される予定となっている.
画像はすべて東京モノレール提供













