JR西日本は,改良形可動式ホーム柵を2023(令和5)年3月着工分から順次導入すると発表した.
同社では,2022(令和4)年8月に発表の鉄道駅バリアフリー料金制度を活用した「ホーム柵・ホーム安全スクリーン」の整備計画において,2032(令和14)年度までに,京阪神の整備対象エリアの全駅(211駅・603番線)に可動式・昇降式ホーム柵と2Dセンサで検知する「ホーム安全スクリーン」を整備するとしている.
改良形可動式ホーム柵は,JR西日本テクシアとナブテスコが共同で開発したもので,ホーム開口部を設けることで軽量化のほか,風荷重を低減し,ホーム補強の迅速化や工期の短縮・工事費用の圧縮を実現する.
大阪環状線 西九条駅・弁天町駅に設置される可動式ホーム柵には,この改良形が導入され,2023(令和5)年3月に着工し,完成は2024(令和6)年度中としている.
また,今後整備される可動式ホーム柵は,改良形での設置を基本とし,2032(令和14)年度までホーム柵整備計画については,改良形可動式を約30番線,従来形可動式を27番線に導入する予定.これにより,昇降式ホーム柵含む導入予定は,合計約30駅・120番線となる.
画像はすべてJR西日本ニュースリリースから