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京阪,13000系5次車を2月以降に順次導入

京阪,13000系5次車を2月以降に順次導入

京阪電気鉄道は,13000系5次車として6本36両を順次導入すると発表した.

 これは,京橋駅1・2番線におけるホームドア設置(2021年度中竣工予定)にともなうもので,2021(令和3)年2月以降に5000系を順次置き換え,同6月ごろに置換えが完了する予定.
 今回導入されるのは5次車で,乗降用扉の上部に設置したセンサにより,閉扉時における傘や杖などの挟み込みを検知し乗務員に知らせる戸挟み検知装置を新設する.また,通勤形車両としては初めて車内防犯カメラを1両あたり3ヵ所設置し,乗降用扉上部(車内)には広告用デジタルサイネージを1両あたり3ヵ所に設置する.すでに導入済みの13000系(7両編成・49両)についても,2022(令和4)年度中に広告用デジタルサイネージを設置する.

京阪6000系

写真:京阪電気鉄道6000系  松本洋一撮影  古川橋—大和田間にて  2019-8-26

 6000系については,2021(令和3)年度に2編成16両のリニューアルを実施する.リニューアルは2013(平成25)年度から,車いすスペースや液晶形車内案内表示器,誘導鈴・ドアチャイム・開閉予告灯の設置など,バリアフリーへの対応や,内装材の取替え,座席の更新などを進めており,これまでに14編成112両のうち,10編成80両のリニューアルが完了している.
 なお,2020(令和2)年度からは,乗降用扉上部(車内)に広告用デジタルサイネージの設置を開始し,2022(令和4)年度中にリニューアル済み車両全編成への設置工事が完了する予定(広告用デジタルサイネージについては,鉄道ニュース1月22日掲載記事参照).

京阪,13000系5次車を2月以降に順次導入

 このほか京阪線では,より安全・安定的な輸送を目指して,2015(平成27)年12月の出町柳—深草(現龍谷大前深草)間で使用を開始して以降,多情報連続式自動列車停止装置(ATS)を順次導入してきたが,2021(令和3)年1月9日(土)に京阪線の全営業線で導入が完了した.
 装置は,走行中の列車の速度を常時確認するほか,踏切や駅での異常発生にも対応するなど,保安度が向上している.2021(令和3)年3月には寝屋川・淀の両車庫でも導入を予定しており,これをもって京阪線全線への導入が完了する.
 また,車両における安全性向上の取組として,ホーム検知装置搭載車両の拡大や転動防止ブレーキの導入を進める.

特記以外の写真・画像は京阪電気鉄道のニュースリリースから

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