西日本鉄道では,2021(令和3)年3月6日(土)から,西鉄天神大牟田線・貝塚線の一部区間について,運賃を変更すると発表した.
これは,国から認可されている運賃(上限運賃)を下回る区間において,上限運賃と同額にするもので,定期券を除く普通乗車券(現金),ICカード(SF利用のみ),普通回数券などが対象となる.
対象区間は,天神大牟田線の7km~17km区間と,貝塚線の4km~11km区間で,天神大牟田線では10円~20円,貝塚線では10円~40円の値上げとなる.
また,3月13日(土)に実施する,天神大牟田線・太宰府線・甘木線のダイヤ改正内容を発表した.
平日の21時以降では,終電時刻を約15〜30分繰り上げるとともに,減便を行なう.11時〜15時台では,福岡(天神)—小郡間の急行列車を減便する.減便にあたり,福岡(天神)—大牟田間の特急列車を急行列車に変更する.あわせて,福岡(天神)—二日市間の普通列車を,小郡まで運転区間を延長する.
土曜ダイヤでは,終電時刻を約15分繰り上げ,6時~8時台については,おもに福岡(天神)発着便を減便する.
このほか,各曜日の利用実態にあわせるため,日祝ダイヤを新設する.終電繰上げに加え,利用特性にあわせて,6時〜8時台と18時以降の列車を減便し,福岡(天神)—二日市間を中心に全区間において減便を行なう.なお,昼間帯は改正後の土曜ダイヤと同様とする.
太宰府線は,全ダイヤ共通で終電車時刻を約15分繰り上げるとともに,そのほかの時間帯については,時刻変更のみを行なう.また,甘木線は時刻変更のみを行なう.
詳しい改正内容は,西日本鉄道のニュースリリース(PDFファイル)に掲載されている.
写真はいずれもイメージです.