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阪神,神戸三宮駅2番線に可動式ホーム柵を設置

阪神,神戸三宮駅2番線に可動式ホーム柵を設置

▲昇降ロープ式ホーム柵の設置イメージ(阪神車両停車時)

阪神電気鉄道では,駅ホームからの転落事故などを防止する対策として,神戸三宮駅2番線ホームに可動式ホーム柵を設置すると発表した.

阪神,神戸三宮駅2番線に可動式ホーム柵を設置

▲昇降ロープ式ホーム柵の設置イメージ(近鉄車両停車時)

 神戸三宮駅では,2021(令和3)年春ごろの完成に向け,1番線ホームと3番線ホームに可動式ホーム柵の設置工事が進められているが,2番線ホームに停車する阪神車両と近鉄車両については,1車両当たりの車両長と乗降扉数が異なる(阪神車両:約19m3扉,近鉄車両:約21m4扉)ため,可動式ホーム柵を設置する場合,必要となるホーム柵開口幅は最大約13mとなる.

阪神,神戸三宮駅2番線に可動式ホーム柵を設置

▲設置計画図

 しかし,1番線ホームと3番線ホームに設置する引き戸形ホーム柵は対応できる開口幅が最大約4mであり,また昇降ロープ式ホーム柵であっても対応できる開口幅は最大約10mであるなど,既存の可動式ホーム柵では技術的に設置が困難となっていた.

阪神,神戸三宮駅2番線に可動式ホーム柵を設置

▲2番線ホーム停車時の扉位置イメージ

 このため,新形ホーム柵などの設置の可能性を継続して検討したところ,昇降ロープ式ホーム柵で,ロープの素材がカーボンストランドへ改良されたものであれば,開口幅が最大約13mであっても対応可能であり,ホーム柵の柱も問題なく配置できることが検証できたため,1番線ホームと3番線ホームに続いて2番線ホームへの設置が決定した.
 設置工事は,2020(令和2)年度から着手し,2022(令和4)年春ごろの完成を予定している.

写真・画像はすべて阪神電気鉄道のニュースリリースから

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