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特集 新幹線最前線2025
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JR東日本・JR北海道・JR西日本 3月14日から「新幹線eチケットサービス」を開始

JR東日本 E5系量産車

写真:JR東日本E5系量産車  編集部撮影  新幹線総合車両センターにて  2010-12-14 (取材協力:JR東日本)

JR東日本・JR北海道・JR西日本では,2020(令和2)年3月14日(土)から,新幹線IC乗車サービス「新幹線eチケットサービス」を開始すると発表した.

 これは,スマートフォンなどで各社の予約サイト(JR東日本:えきねっと・JR西日本:e5489)で事前登録を行ない,座席の予約時に利用する交通系ICカード(Suicaなど)を指定すると,乗車時に新幹線自動改札機にタッチするだけで,新幹線に乗車できるサービス.これにより,券売機や窓口でのきっぷの受取りが不要となる.
 システムは,サービスの開始にあわせて,予約情報の管理から認証処理までをセンターサーバで行なう「センターサーバ照会方式」を導入.利用客が新幹線自動改札機に交通系ICカードをタッチした際に,通信ネットワークを介してセンターサーバに予約情報を照会し,その結果をもとに自動改札機の開閉を行なうクラウド技術を活用する.

JR西日本W7系

写真:JR西日本W7系  編集部撮影  白山総合車両所にて  2014-6-22(取材協力:JR西日本)

 3月14日(土)のサービス開始に先立ち,「えきねっと」・「e5489」では2月14日(金)の10時から予約が可能.さらに2月7日(金)5時30分から事前申込と会員情報での交通系ICカード登録ができる.サービス提供区間は,東北・北海道,上越,北陸,山形,秋田の各新幹線の停車駅相互間で,「e5489」では北陸新幹線全区間が対象となる.利用可能な交通系ICカードは,Suica・Kitaca・ICOCA・PASMO・TOICA・manaca(マナカ)・PiTaPa・nimoca・SUGOCA・はやかけん10種類で,同一列車・同一行程であれば,1回の予約で6名まで交通系ICカードでの乗車が可能.また,こども用の交通系ICカードも対象となる.
 おもな区間の価格は,普通車指定席・の大人片道1名の場合,東京—新函館北斗間が23230円(通常23430円,“はやぶさ”利用時),東京—山形間が11350円(通常11550円),東京—金沢間が14180円(通常14380円)などで,運賃と料金が一体となった新幹線専用商品となる.ただし,「東京都区内」といった「特定都区市内制度」は適用されない.
 乗車にあたっては,予約完了時に配信されるメールや予約サイトへのログインにより,列車や座席などの予約情報が確認できるほか,「えきねっと」においては希望者に,新幹線自動改札機通過後,列車や座席などの予約情報を記載した「改札通過メール」を配信するサービスも行なう.また,サービスの前後でICカードエリア内の在来線を利用する場合は,入金(チャージ)残額で利用できる(ICカードエリア外の在来線を利用する場合は,別途利用区間のきっぷの購入が必要).
 なお,JR東日本の「モバイルSuica特急券」は,2020(令和2)年3月13日(金)をもってサービスを終了する.

写真はイメージです.

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