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磐越東線 菅谷駅,東北本線 南福島駅・品井沼駅で新駅舎の供用を開始

磐越東線 菅谷駅

JR東日本仙台支社は,磐越東線 菅谷駅,東北本線 南福島駅・品井沼駅の3駅について,それぞれ新駅舎の供用を開始すると発表した.

 磐越東線 菅谷駅の新駅舎は,2020(令和2)年2月8日(土)の始発から供用を開始する.
 新駅舎は鉄骨造1階建てで,待合室を備える.観光名所「入水鍾乳洞」への観光客を迎え入れる玄関口の意味と,入水鍾乳洞の入口の意味を込め,「ゲート」をコンセプトにデザイン.あわせて鍾乳洞をイメージした石調の仕上げ材を使用した.屋根の形状は,菅谷の地は磐越東線で標高が最も高い位置にあり,「分水界」と呼ばれていることから,田んぼの水が菅谷を境に北と南に分かれて流れていくようすを切妻屋根で表現した.

東北本線 南福島駅

 東北本線 南福島駅の新駅舎は,2020(令和2)年2月22日(土)の始発から供用を開始する.
 新駅舎は鉄骨造1階建てで,券売機(1台)・待合室・トイレを備える.駅舎の正面のスロープとなる部分に,木漏れ日をイメージした縦向きの格子をあしらうことで,都市部に居ながらも自然を感じることができる駅舎をコンセプトとした.
 また,駅舎の床レベルとホームレベルをあわせることで駅舎の高さを強調し,駅舎正面に庇を大きく設けることで,シンボリックで街にひらけたデザインとした.なお,駅正面の縦向きの格子と待合室の天井には福島県産材の木材を使用している.

東北本線 品井沼駅

 東北本線 品井沼駅の新駅舎は,2020(令和2)年3月1日(日)の始発から供用を開始する.
 新駅舎は鉄骨造1階建てで,待合室・トイレを備える.駅周辺が松島町の景観条例である「緑の景域」に定められていることから,品井沼地域の美しい山並みや大地の起伏を,高さの違う2枚の屋根で表現した.
 また品井沼には,仙台藩が品井沼を干拓するために掘削された「元禄潜穴」と呼ばれる歴史的遺産があることから,待合室の内装には「元禄潜穴」をイメージした石材やレンガ調のデザインを取り入れた.
 なお,各駅では使用開始日当日,駅利用者を対象に記念品の配布が予定されている.

写真はすべてJR東日本仙台支社のニュースリリースから

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