JR東日本東京支社では,2019(令和元)年11月15日(金)の終電後から17日(日)の初電までの間,品川駅での線路切換工事を実施すると発表した.
品川駅では,2011(平成23)年から駅改良と高輪ゲートウェイ駅開業に向けた工事を行なっており,今回,山手線(内回り・外回り)と京浜東北線(大宮方面)の線路切換工事を実施.品川駅4番線を新たに京浜東北線(大宮方面)ホームとし,現在使用している3番線は使用停止とする.なお,悪天候などにより工事が実施できない場合は,12月13日(金)から15日(日)に延期される.
上記工事にともない,11月16日(土)には,山手線と京浜東北線で大幅な運休や始発駅・終着駅の変更を実施する.初電から16時ごろまでは,山手線の大崎—(東京)—上野間が運休し,大崎—(新宿)—上野間で折り返し運転(通常の7割程度の運転本数)を実施する.京浜東北線は,快速運転の中止と品川—田町間で運休し,品川駅と田町駅でそれぞれ折り返し運転を実施する.
16時ごろから終電までは,18時以降に山手線を通常運転とする.京浜東北線は品川—田町間を引き続き運休とし,大宮方面は田町と東十条で折り返し運転(田町—東十条間は通常の5割程度の運転本数),大船方面は品川で折り返し運転(品川—蒲田間は通常の8割程度の運転本数)とする.
また,山手線・京浜東北線を補完するため,上野東京ライン・埼京線・りんかい線では増発を実施するとともに,東京メトロ・都営地下鉄,りんかい線・東急線・京急線の各線において振替輸送を行なう.なお,山手線の運転見合わせをともなう工事は,JR東日本発足後初となる.
高輪ゲートウェイ駅は,2020(令和2)年春ごろの開業を予定しており,品川駅は,2022(令和4)年ごろに3・4番線ホームの拡幅が完了すると,京浜東北線(大宮方面)と山手線外回り(渋谷・新宿方面)が同一ホームで乗り換えが可能となる.あわせて1番線ホームは山手線内回り(東京・上野方面)専用ホームとなる(鉄道ニュース2019年2月26日掲載記事参照).
写真:特記以外はJR東日本ニュースリリースから