町田市と東京急行電鉄,ソニー・クリエイティブプロダクツの3者は,官民連携で開発を進める「南町田グランベリーパーク」について,2019(令和元)年11月13日(水)にリニューアルした駅,商業施設,公園,パークライフ・サイトが「まちびらき」を迎えるとともに,12月14日(土)に「スヌーピーミュージアム」を開館することを決定したと発表した.
このプロジェクトは,田園都市線南町田駅の南側に広がる鶴間公園と旧グランベリーモール跡地を中心とする約22haのエリアについて,官民が連携し,郊外住宅地に魅力あふれる「新しい暮らしの拠点」を創り出すもの.234店舗が出店する商業施設の開発や,新しいまちの玄関口となる駅,緑豊かな憩いの場の都市公園のリニューアルに加え,商業施設と公園の中間に位置する「パークライフ・サイト」には,『スヌーピーミュージアム』が開館する.
「まちびらき」に先がけ,10月1日(火)に南町田駅から「南町田グランベリーパーク」駅へ駅名を改称する.さらに,同日実施のダイヤ改正により,これまで土休日のみだった急行列車の停車が平日にも拡大するとともに,日中毎時2本の大井町線急行列車が中央林間まで直通運転となることで,各方面からのアクセスが大幅に向上する.リニューアルした駅構内は,新しいまちの玄関口にふさわしく,自然を感じられる空間演出を施し,まちと駅とが一体となるように植栽エリアや水が流れるスペースを設置する予定.
また,「まちびらき」にあわせて新しく生まれ変わる鶴間公園は,指定管理者として「TSURUMAパークライフパートナーズ」(石勝エクステリア・東急スポーツシステム・日本体育施設)が選定され,町田市の公園としては初めて,約10年間に拡大した指定管理期間を活かし,南町田グランベリーパークの中心的なメンバーの一員としてパークマネジメントに取り組む.
12月14日(土)に開館する『スヌーピーミュージアム』は,スヌーピーファンの聖地・シュルツ美術館(米カリフォルニア州)の世界唯一の公式サテライト(分館)として,原作「ピーナッツ」とスヌーピーの魅力を貴重な原画や資料で紹介する.六本木にあった旧ミュージアムの約2倍の規模となり,隣接するパークライフ棟には『PEANUTS Cafe(ピーナッツカフェ)』を併設.カフェはミュージアムのチケットなしでも利用できるようになり,「まちびらき」にあわせて11月13日(水)に先行オープンする.なお,ミュージアムやワークショップのチケットは,10月1日(火)から販売を開始し,詳細は9月30日(月)にリニューアルオープンする公式WEBサイトで発表される.
写真提供:東京急行電鉄(©Peanuts Worldwide LLC)