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京成,2019年度の鉄道事業設備投資計画を発表

京成電鉄AE形

写真:京成電鉄AE形  宗吾車両基地にて  編集部撮影  2009-5-20(取材協力:京成電鉄)

京成電鉄は,2019(令和元)年度に鉄道事業において総額227億円の設備投資を実施すると発表した.

 新造車両は,成田空港への輸送力増強として,AE形「スカイライナー」1編成を増備する.また,成田スカイアクセスに新形車両の3100形(8両×2編成)を導入する.3100形の外観デザインには,成田スカイアクセスの案内カラーであるオレンジを初めて取り入れており,同線を走行することをより分かりやすくし,京成本線との誤乗車防止を図る.
 3400形,3000形では,立席の乗客の支えとなり,着席している乗客が立つ際に利用することもできるスタンションポールの座席中央部分への増設を進めており,2019(令和元)年度中に全編成で増設が完了する.あわせて,3000形のLED車内案内装置についても,全編成で4ヵ国語(日・英・中・韓)対応の液晶ディスプレイ(LCD)への更新を進めており,2019(令和元)年度に全編成で更新が完了する.

京成,2019年度の鉄道事業設備投資計画を発表

 駅施設関連では,空港第2ビル駅・成田空港駅のリニューアルを実施する.空港第2ビル駅では,改札口のレイアウト変更と24人乗りの大形エレベータ新設を実施する.また,案内看板をより分かりやすいものに改修するとともに,天井改修工事にあわせて空港第2ビル駅・成田空港駅の照明をLED化する.京成上野駅では,東京メトロとの連絡地下通路についてリニューアルを実施する.さらに駅舎の内・外装改修工事(京成西船駅など)や,エレベータ増設(八千代台駅),待合室設置工事(京成幕張本郷駅)などを行なう.
 押上線葛飾区内(四ツ木—青砥間)で行なわれている連続立体交差事業については,仮下り線工事を進める.安全対策の強化として,ホームドアの設置や内方線付き点状ブロックの整備,非常停止ボタンのC-ATS連動化などを行なう.さらに,駅舎・橋脚の耐震補強工事や法面補強工事,検知精度の高い踏切自動障害物検知装置への更新,デジタル方式の列車無線装置への更新なども実施される.
 このほか,京成アプリのバージョンアップや,ICカード乗車券「PASMO」で「下町日和きっぷ」などの企画乗車券を購入できるようにする.

特記以外の写真は京成電鉄のニュースリリースから

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