JR四国では,2020年春から土讃線高知—窪川間で運転を開始する予定の,新たなものがたり列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」(鉄道ニュース2月5日掲載記事参照)について,外観デザインなどが決定したと発表した.
車両正面中央には,列車ロゴマークデザインのヘッドマークを設置した.ヘッドマークは,太陽をあらわすデザインで,「船の舵」と坂本家の家紋を模した「組あい角」,さらに列車名称にある時代(トキ)を刻む「時計」をモチーフとしている.また,ヘッドマーク両脇には輝く太陽の光をイメージした曲線をデザインした.
1号車の愛称は「KUROFUNE(くろふね)」とし,車体両側面には,はるか水平線の先を見つめる龍馬像と,明治期の文明開化のイメージを彷彿とさせる蒸気機関のモチーフを描く.また,2号車の愛称は「SORAFUNE(そらふね)」とし,車体両側面には「夜明け」の太陽と青空に輝く太陽,さらに新たな旅をイメージしたロケットエンジンのモチーフを描く.
「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は,全車グリーン車指定席の特急列車として運転し,乗車の際は,乗車券のほかに,特急券とグリーン券が必要となる(高知—窪川間の場合は,乗車券1460円と特急グリーン料金2460円をあわせて3920円).
なお,特急券・指定席グリーン券については,乗車日の1ヵ月前の10時から,全国のみどりの窓口,おもな旅行会社などで発売される.
写真はいずれもJR四国のニュースリリースから