JR東日本では,さらなるセキュリティ向上のため,首都圏で運用される在来線車両と新幹線車両の一部に,車内防犯カメラを追加設置すると発表した.
同社では,2018(平成30)年度以降に製造するすべての旅客車両に対して,車内防犯カメラを標準的に設置(一部の現有車両については,改造)すると発表している(→鉄道ニュース2018年4月4日掲載記事).今回の増設は,在来線車両約8300両および新幹線車両約200両を対象とし,在来線は2018(平成30)年度夏以降,新幹線は2018(平成30)年度冬以降順次設置予定.また,乗務員室防犯カメラについても,2018(平成30)年度夏以降に,在来線の運転台付き車両約2500両に設置される.
209系・E231系・E233系などでは,1両あたりに8ヵ所(グリーン車は既存のデッキ2ヵ所に加えて客室に1両あたり6ヵ所)にカメラが増設される.また特急形車両・新幹線についても651系・E257系・E2系などのデッキごとに1ヵ所,客室内に2ヵ所が新設される.なお,通勤・近郊車両の普通車には,カメラ付きのLED蛍光灯を採用し,乗降ドア付近の車内灯に設置する.
また,新幹線における犯罪防止については,防犯カメラを含め,今後,車内警備の強化,乗務員などが使用する防犯・護身用具の車内配備,医療器具の配備拡充,警察や警備会社との連携による教育・訓練の実施,乗務員と指令間の緊急時の情報共有手段の確保などに取り組むとしている.
JR東日本,2018年度夏以降に防犯カメラ取付け車両を追加へ
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