東武鉄道 東上線-2

東武東上線はかつて貨物輸送も盛んで,沿線の主要駅には貨物列車用の側線が多く設けられていました.現在,急行の待避線などとして利用されているのは,この貨物側線の名残であることも多いようです.前回紹介した蒸気機関車の後を継いだ電気機関車などは,坂戸に設けられた機関区に所属していました.また貨物だけでなく郵便荷物輸送も行なわれ,専用車両も運行されるなど公共的な役割も果たしていました.また東上線は,第二次世界大戦後に旧運輸省規格形のモハ63形割当てを受け,設備改良を行なったこともあって20m4扉車が行き交う路線になったのも早く,8000系が10両編成で活躍したのを覚えている方も多いことでしょう.

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鉄道ファン2025年3月号表紙

『鉄道ファン』2025年3月号電子版

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