北海道交流電機のパイオニアがPCB含有機器撤去で新たな展示

ED75やED76に,北海道仕様機があったことを知らない方も少なくないかもしれません.青函用に改造された551号機などED76 500番代の一部はJR北海道に籍を置いたこともありましたが,ED75 501とED76 509は国鉄廃車後,北海道鉄道記念館(現 小樽市総合博物館)で保存されていました.ところが,人体に有害なため製造や使用が禁じられたポリ塩化ビフェニル(PCB)が機器類に含まれていたことから,一時は両機とも保存を終了して解体撤去することが決まったのです.しかし,紆余曲折(うよきょくせつ)を経て当該車両の一部が保存できることになり,これについて佐藤正樹さんがまとめてくださいました.少々めずらしい形での展示となったED76 509の姿が,やはり必見です.

このページを
シェアする
鉄道ファン2025年3月号表紙

『鉄道ファン』2025年3月号電子版

※電子版には一部収録されないページがあります.収録内容は各電子書店でご確認ください.
※販売開始日時は各サイトによって異なります.
※対応端末は,電子書店によって異なります.詳しくは,各電子書店でご確認ください.