恒例の「他社へ転じた大手私鉄の車両たち」企画．今回は2023年度（2023.4.1〜2024.3.31）に営業運転を開始した大手私鉄からの譲渡車両，計8両を寺田裕一さんが解析します．車両数は8両と少ないですが，近年譲渡が続いている東京地下鉄03系と東武鉄道20000・20050系のほか，今回は新たに南海電気鉄道2200系をベースとした銚子電気鉄道22000形が営業運転を開始しています．銚子では近年，「大手私鉄の中古の中古」を導入していましたが，今回は南海から直接の譲受で，ベース車両の新造時のカラーリングを再現したことでも注目を集めています．いつものように譲渡車両の前歴，譲渡決定から新天地への輸送，そして譲渡後の活躍について，筆者が実際に乗車のうえ記事をまとめています．別冊付録「大手私鉄車両ファイル」と合わせてご覧ください．

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