JR九州の交直流電車415系

2020年3月14日のJRグループのダイヤ改正にともない,JR九州では821系交流電車の増投入と運用区間拡大を発表しています.821系は415系の置換えを目的に導入されることが発表されていますので,このたびの「勢力拡大」は同時に,同社における415系の去就にも少なからず影響のあることが予想されます.そこで,これを機会にJR九州における415系の現状を確認するとともに,現役車両の生い立ちを振り返ってみます.本号では「大分・鹿児島編」と題して,大分車両センター所属の80両と,鹿児島車両センター所属の24両を取り上げます.いずれも100・500番台からなる鋼製車ですが,九州入線の経緯は編成ごとに異なり,とくに500番台については民営化前とJR化後に入線時期が分かれています.国鉄時代の「広域移動」を体験している数少ない現役車もあり,この点も注目したいところです.

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鉄道ファン2020年3月号表紙

『鉄道ファン』2020年3月号電子版

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