11月号の特集では,JR北海道のキハ183系,JR東海のキハ85系,JR四国・JR九州のキハ185系,智頭急行のHOT7000系を扱います.その中で今もっとも気になる特急形気動車と言えば,来春までの活躍とされているキハ183系初期形ではないでしょうか.スラントノーズと呼ばれる角形,面構成の先頭形状を持つ車両はごくわずかしか存在しません.本特集ではまず最初に,これらを含めたキハ183系の現状をお知らせいたします.
続いてキハ85系について,その運用の歴史を路線(高山・紀勢の各方面)ごとに振り返って見ることにいたしましょう.また各形式ごとの解説と車歴表も付しました.さらにキハ185系では,「四国まんなか千年ものがたり」に代表されるように,多数の改造車,塗色変更車が存在します.本特集では,これらを明らかにするべく,塗色ごとの各形式写真と車歴表も付しました.資料充実の本特集をぜひご覧ください.