今から30年前,昭和62(1987)年のJR化当時,“はやぶさ”をはじめ全国には多数のブルートレインが運行されていました.翌63(1988)年には青函トンネル・瀬戸大橋が開業,運行範囲はさらに拡大,国鉄時代には到達していなかった北海道・四国へもブルートレインはその足跡を記すこととなりました.豪華列車が多数生まれたのもこの時期です.しかし,個室化などのグレードアップは,旅客離れを食い止める一策であり,時すでに退潮傾向は始まっていました.それから約30年,平成27(2015)年夏の臨時"北斗星"廃止をもって,青い車体の寝台特急(ブルートレイン)は全国から姿を消すことになったのです.
このようにJR30年の歴史は,ブルートレインの栄枯盛衰の歴史と置き替えることもできるものです.そこで今特集では,これらブルートレインについて,JR化後の物語を綴ることといたしました.歴史的に留めておきたい時期の編成図,配置表に加え,けん引機一覧や客車の各形式番台の消長を示した図表を資料として付しました.グラフ・記事内容に加え,資料としても役立つ保存版です.
鉄道ファン2017年4月号の見どころ
- JR30周年記念特集JRブルートレイン物語
- 新車速報
- CAR INFO
- JR東海 浜松工場全般検査 新検修ライン稼働開始
- 冬の手宮線散歩 手宮線跡地の整備
- 2016年度グッドデザイン賞を受賞した 大阪環状線改造プロジェクトと323系
- ダイヤ改正直前の現状整理と今後を予測!東海道貨物列車けん引機最新事情2017
- 都電7000形 64年の軌跡
- プレイバック・展望館東京メトロ日比谷線 -2
- 本誌名誉編集長・宮田寛之が振り返る 鉄道ファンの40年
- ヨーロッパ鉄道アラカルト スイスの高速列車 後編 〜フランスの「TGV」とその周辺〜
- REPORT JR関西本線 桜の駅めぐり旅
- 「まい あくと」「POST」ほか 投稿記事などの見どころ
『鉄道ファン』2017年4月号電子版
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