鉄道ファン2026年7月号(通巻783号)
『鉄道ファン』2026年7月号
2026年5月21日発売
特別定価1400円(税込)

ゆりかもめ,すべての自動改札機でデジタル乗車券に対応へ

ゆりかもめ,すべての自動改札機でデジタル乗車券に対応へ

▲自動改札機更新後イメージ図(東京ビッグサイト駅)

ゆりかもめは,すべての自動改札機をデジタル乗車券対応に更新すると発表した.鉄道事業者として,すべての改札通路でクレジットカード決済とQRコード決済の双方を利用可能にする取組は全国初となる.

 今回の切替は,投入機構が不要となることで券づまりなどのトラブルを低減し,円滑な改札利用を可能にするという「利用客サービスの向上」,リサイクルが難しい金属を含む磁気用紙からリサイクルが容易な用紙への切替と繰り返し利用が可能な媒体の活用による「環境負荷の低減」,磁気券対応機構に比べて構造がシンプルなデジタル対応機器へ移行を進めることで,将来にわたる保守・更新の効率化を図る「持続可能な設備・システムへの移行」を目的としている.

ゆりかもめ,すべての自動改札機でデジタル乗車券に対応へ

▲導入予定自動改札機(日本信号製)

 更新にともない,ゆりかもめの全改札通路において,クレジットカードなどによるタッチ決済乗車(クレカ乗車)やQRコードを用いた乗車券(QR乗車券)が利用可能となる.これにより,交通系ICカードを持たない乗客や訪日外国人,沿線施設・イベントの特典付きで利用したい層など,より多くの利用者にとって利便性の高い環境が整備される.

ゆりかもめ,すべての自動改札機でデジタル乗車券に対応へ

▲乗車券の切替えイメージ

 各駅の券売機で販売している普通乗車券については,従来の磁気乗車券からQRコードを印字した乗車券に切り替える.これにともない,改札の通過方式は自動改札機に切符を投入する方式から,QRリーダにかざして通過する方式に変更し,これまで販売されていた磁気乗車券はすべて発売終了となる.ただし,発売終了前に購入された各種磁気乗車券については,有効期限まで引き続き利用することができる.

ゆりかもめ,すべての自動改札機でデジタル乗車券に対応へ

▲モバイルチケットのイメージ

 このほか,スマートフォンで事前購入し,物理的なチケットが不要で各種キャッシュレス決済にも対応した「QRモバイルチケット」も発売される.
 自動改札機のデジタル乗車券対応機への更新は,2026(令和8)年5月28日(木)の夜間から順次開始され,同年9月中旬までに全改札機への展開を完了する.また,各駅券売機で発売中の普通乗車券における磁気乗車券からQR乗車券への切り替えは,2026(令和8)年7月中旬に実施される予定.

画像はすべてゆりかもめニュースリリースから

このページを
シェアする