▲前面形状のテーマ
北陸鉄道は,2027(令和9)年から石川線に導入を計画している新形車両(6編成)のデザイン案を発表した.
デザインコンセプトは「結美(Musu-bi)〜地域に根付く美を結ぶ〜」で,沿線の美しい「ひと」・「まち」・「自然」・「文化」を結ぶようすを表現している.
正面形状は,白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)や,白山手取川ジオパークの扇状地を思わせるシルエットとし,側面形状は,加賀百万石の米俵を想起させるスタイルとする.
▲デザイン1のイメージ
▲デザイン1のカラーバリエーション
外装のデザインは3種類のイメージを候補とし,一般からの投票により決定する.デザイン1は「加賀百万石の地」をテーマに,歴史が育んだ「加賀五彩」と「金色」を重ね合わせることで,格式高さと華やかさを演出する.このデザインは,人・文化・時間をつなぎ,未来へと続く「きらびやかな装い」をコンセプトとしている.
米にまつわる「俵縄」や「稲穂」のほか,にし茶屋街の「べんがら格子」,石川線の縦に伸びる線形から着想を得ている.車体のスリットの太さが変化するデザインは,街から住宅地,田園,山側へと変化する沿線のグラデーションを抽象的に表現した.
加賀五彩と北陸鉄道のオレンジに加え,金箔製造全国No.1を誇る土地柄を象徴する「金色」を採用し,沿線らしさを打ち出す.
▲デザイン2のイメージ
▲デザイン2のカラーバリエーション
デザイン2は「空に始まり、海へ続く」をテーマとし,白山に降り注ぐ雨雪が手取川となり,日本海へと還る「途切れることのない水の循環」を描いている.自然と人とを静かにつなぎ,流域に豊かな恵みをもたらす物語をデザインに昇華させている.
空から海を示す5本の線と,それらを貫く「手取川扇状地」を模した斜めの線によって,水の流れと石川線を表現している.デザインには空,白山連峰,手取川,流域地域,日本海といった一連の自然サイクルが込められている.加賀五彩と北陸鉄道のオレンジを基調とし,水と時間の流れをモチーフとした配色とする.
なお,デザイン1と2については,編成ごとに計6色(加賀五彩+オレンジ)のカラーバリエーションを設定する.
▲デザイン2のイメージ
デザイン3は「街を熱する飛ぶ力」をテーマに掲げ,石川線の終着駅である鶴来(つるぎ)のアクティブな土地柄に焦点を当てている.
巨大な人形が練り歩く「ほうらい祭り」や「パーク獅子吼」の獅子頭,パラグライダーの聖地「スカイ獅子吼」,さらに「ふれあい昆虫館」で舞う蝶など,鶴来のパワフルな要素から着想を得ている.
野を駆け,空を舞うようすを「駆け上がりのライン」で描写し,鶴来の力強さと勢いが沿線全体の熱量を高めていくイメージを表現している.祭事や自然のエネルギーを象徴する「赤・黒・金」の3色を用いることで,独特の力強さと熱量を表現している.
投票は,Googleフォームでのオンライン投票のほか,有人駅(北鉄金沢駅・内灘駅・野町駅・新西金沢駅・鶴来駅)で紙による投票を行なう.投票期間は,2026(令和8)年4月1日(水)から月15日(土)までで,結果は2026(令和8)年7月上旬に発表される.
画像はすべて北陸鉄道ニュースリリースから















