鉄道ファン2026年5月号(通巻781号)
『鉄道ファン』2026年5月号
2026年3月21日発売
定価1300円(税込)

東京都,恩賜上野動物園に整備する「新たな乗り物」の詳細を発表
〜2029年度の供用開始を目指す〜

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東京都,恩賜上野動物園に整備する「新たな乗り物」の詳細を発表

▲外観イメージ

東京都建設局は,恩賜上野動物園のさらなる魅力向上と,園内における安全で快適な移動手段の確保を目的として,整備を進めている「新たな乗り物」の詳細を公表した.

東京都,恩賜上野動物園に整備する「新たな乗り物」の詳細を発表

▲内観イメージ

 新たに導入される車両は,全長約21mのスマートなデザインが特徴で,上り勾配ではモータで駆動し,下り勾配では条件により位置エネルギーを利用して走行する省エネ設計が採用される.

東京都,恩賜上野動物園に整備する「新たな乗り物」の詳細を発表

▲整備ルート

 整備ルートは,東園—西園間の約140m.時速約20kmで走行し,所要時間は約3分半となる見込み.車内はバリアフリーに配慮されており,車いすやベビーカーを利用したまま乗車できるスペースが確保されるほか,周囲の景観を一望できる優れた眺望デザインが取り入れられている.

東京都,恩賜上野動物園に整備する「新たな乗り物」の詳細を発表

▲東園駅舎のイメージ

 東園と西園に整備される駅舎は,それぞれ動物園の風景に溶け込む工夫を施す.東園駅では,かつてのモノレールの思い出を継承する場として,ゆかりの品や歴史を記したパネル展示が行なわれる予定.建物は地形の傾斜に配慮し,駅舎を斜面に張り出して配置する設計が採用される.

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▲西園駅舎のイメージ

 西園駅は延床面積約800平方メートルの3階建て構造となる.1階にはフードショップやギフトショップを併設し,2階にはテラス,3階に乗り場を配置する多機能な施設となる.屋根にはソーラーパネルを設置して環境負荷の低減を図るほか,不忍池を一望できる開放的なデザインが特徴となっている.
 今後は2026年度(令和8年度)に工事に着手し,2029(令和11)年度の供用開始を目指している.新たな乗り物の名称については,今後公募によって決定される予定.

画像はすべて東京都建設局WEBサイトから

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