鉄道ファン2026年5月号(通巻781号)
『鉄道ファン』2026年5月号
2026年3月21日発売
定価1300円(税込)

西武鉄道の新形レストラン列車の名称は『Fine Dining Train「vies」』に

西武鉄道の新形レストラン列車の名称は『Fine Dining Train「vies」』に

▲車両外観イメージ

西武鉄道は,2028(令和10)年3月から運行開始予定の新形レストラン列車について,列車名称を『Fine Dining Train「vies(ヴィエス)」』に決定したと発表した.

 新形レストラン列車は,西武鉄道が2016(平成28)年から運行し,2026(令和8)年4月に10周年を迎えるレストラン列車「52席の至福」で培われたコンセプトを継承・発展させるもの.
 車両の製造は,日立製作所が担当する.同じく日立が製造を担当し,2019(令和元)年にデビューした001系「Laview(ラビュー)」をベースとして,新たに設計・製造される.「Laview」の開発を通じて培ってきた,大きな窓による開放感や風景と調和するデザイン思想,さらに快適な移動空間を実現する技術的知見を,本列車にも導入する.
 日立では車両本体の製造にとどまらず,列車の安全・安定運行や快適性を支える制御・システム面での知見も活用し,食と空間が高い次元で融合する特別な移動体験の提供を目指す.
 列車名称の「vies」は,小西利行氏(POOL inc.)によるネーミング開発,丹野英之氏(POOL DESIGN inc.)によるロゴデザイン開発を経て決定した.フランス語で「命」や「人生」を意味する「vie」を複数形にしたものであり,食を通じて自然への敬意を表すとともに,乗客一人ひとりの人生をより豊かなものにしたいという想いが込められている.
 この名称には「vies」を逆から読むと「SEIBU(西武)」になるというストーリーが秘められており,ロゴデザインにおいても右側から伸びるアンダーラインがその繋がりを示唆している.
 ロゴの「s」が描く有機的なカーブは列車のユニークなフォルムを表現しており,スピードや効率ではなく,ゆったりとくつろげる至福の時間を象徴するデザインとなっている.

西武鉄道の新形レストラン列車の名称は『Fine Dining Train「vies」』に

▲ロゴデザイン

 西武鉄道では名称決定にあわせて,公式WEBサイトと西武鉄道公式YouTubeチャンネルにおいて,ブランドムービー第1弾インタビュー映像を公開した.
 映像には,料理を監修するバルニバービの総料理長である大筆秀樹氏や,車両デザインを手掛ける建築家の妹島和世氏が登場している.2028(令和10)年の運行開始に向けて,一皿に凝縮された情熱や光が差し込む車内の構想など,創り手たちが料理と空間づくりに込めた思想を語る内容となっている.
 運行開始に先駆け,新しいレストラン列車をいち早く体験できる「Fine Dining Train『vies』2年後の約束」キャンペーンも実施する.本キャンペーンは,家族や友人,パートナーといった大切な存在との節目や記念日を「vies」で彩る体験を支援するもの.
 応募はInstagramやX(旧Twitter)のほか,公式サイト内の応募フォームにおいて,2027(令和9)年3月31日(水)まで受け付ける.2028(令和10)年2月に平日運行を想定している特別貸切列車に,最大15組50名が招待される予定.なお,応募フォームで「2年後の大切な日をどのように特別な時間にしたいか」というエピソードを100字以上で寄せた応募者は,選考のうえ当選確率がアップする仕組みとなっている.
 応募の詳細は,西武鉄道ニュースリリースに掲載されている.

画像提供:日立製作所

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