鉄道ファン2026年4月号(通巻780号)
『鉄道ファン』2026年4月号
2026年2月19日発売
定価1300円(税込)

JR東日本,京浜東北線・横須賀線で大規模工事実施へ
〜日中時間帯のメンテナンス体制を強化 〜

JR東日本E233系1000番代

写真:JR東日本E233系1000番代  編集部撮影  東大宮操車場にて  2007-9-27(取材協力:JR東日本)

JR東日本首都圏本部は,人手不足やメンテナンス従事者の働き方改革を背景に,日中時間帯や昼夜連続した作業時間を活用するメンテナンス体制へのシフトさせる取組の一環として,2026(令和8)年度に京浜東北線での日中工事と横須賀線での集中工事を実施すると発表した.

JR東日本,京浜東北線・横須賀線で大規模工事実施へ

▲京浜東北線 メンテナンス作業・工事の概要

 京浜東北線の田端—田町間においては,2026(令和8)年5月19日(火)から21日(木)までの3日間,10時30分ごろから15時30分ごろにかけて日中メンテナンス作業・工事が実施される.
 工事期間中,京浜東北線の快速運転を中止し,通常の列車本数を維持したまま山手線の線路を使用して運転する.おもな作業内容として,レールの交換やホームステップなどの不要設備撤去が予定されている.
 日中工事への移行は,夜間作業に比べて作業時間がこれまでの約220分から約300分へと拡大し,明るい環境下での安全性向上や機械化による効率化や,夜間の騒音・振動削減といったメリットがある.

JR東日本,京浜東北線・横須賀線で大規模工事実施へ

▲横須賀線 集中工事の概要

 横須賀線の東京—品川間のトンネル区間では,設備の集中工事が2026(令和8)年度中に計3回実施される.日程は第1回が6月5日(金)終電後から7日(日)始発まで,第2回が9月4日(金)終電後から6日(日)始発まで,第3回が11月6日(金)終電後から8日(日)始発までとなっている.
 工事実施日の土曜は,東京—品川間が終日運休となり,横須賀線は品川駅,総武快速線は東京駅での折返し運転を行なう.また,“成田エクスプレス”も新宿・大船—東京間で運休し,東京—成田空港間のみの運転となる.
 この集中工事では,1680分という長時間を確保することで,汐留・芝浦立坑の点検,まくらぎ交換,コンクリート壁の剥落対策工事などを集中的に遂行する.これにより,まくらぎ交換作業では従来の工期190日を約1割削減した170日で完了できるなど,メンテナンス業務の変革と安全安定性が向上する.

JR東日本E259系

写真:JR東日本E259系  目黒義浩撮影  佐倉—南酒々井間にて 2024-3-21

 6月5日(金),9月4日(金)には,“成田エクスプレス46号・50号・52号・54号”が東京—大船間で運休する.11月6日(金)の金曜日には,“成田エクスプレス46号・48号・50号・52号・54号”が東京—新宿間で運休する.
 工事翌日の日曜については,6月7日(日)と9月6日(日)に“成田エクスプレス1号・3号・5号・7号”が大船—東京間で運休し,11月8日(日)には“成田エクスプレス1号”が新宿—東京間で運休する.
 なお,工事にともなう他社線への振替輸送は行なわないため,JR東日本では並行する東海道線や山手線,京浜東北線の利用を呼びかけている.各工事の詳細は,2026(令和8)年3月16日(月)以降に順次公開される専用WEBサイトで確認できる.

一部画像はJR東日本首都圏本部ニュースリリースから

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