鉄道ファン2026年3月号(通巻779号)
『鉄道ファン』2026年3月号
2026年1月21日発売
定価1300円(税込)

JR東日本,久留里線(久留里—上総亀山間)の鉄道事業廃止届を2025年度内に提出へ

JR東日本キハE130形100番代

JR東日本千葉支社は,久留里線の久留里—上総亀山間について,鉄道事業法第28条の2にもとづき,鉄道事業廃止届を2025年度内に行なうと発表した.
 1987(昭和62)年の国鉄分割民営化以降,久留里線ではモータリゼーションの進展などによって利用者の減少に歯止めがかからず,2021(令和3)年度時点の平均通過人員は1日当たり55人にまで低迷しており,鉄道の特性である大量輸送のメリットを十分に発揮できていない状況であったとしている.
 これを受け,JR東日本千葉支社は2023(令和5)年3月に君津市と千葉県に対し,沿線地域の交通体系に関する「検討会議」の設置を提案した.協議の中で同社は,2024(令和6)年11月に鉄道からバスなどを中心とした新たな交通体系へのモード転換が最適であるとの判断を表明した.
 2025(令和7)年12月に開催された君津市地域公共交通会議では,住民説明会の意見を反映した代替バスの運行計画が報告された.この際,JR東日本は代替バスの運営や運行にかかる費用について,18年間分を同社が負担することを明らかにしている.
 JR東日本千葉支社では,これらの経緯からモード転換に向けた一定の目途が立ったと判断し,年度内の廃止届出を決定した.今後は,代替バスの費用負担などの詳細について,引き続き君津市と協議を進めていくとしている.

写真:キハE130形100番代  編集部撮影  幕張車両センター木更津派出にて  2012-9-27(取材協力:JR東日本)
写真はイメージです.

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